早い段階で「地獄」を見よう

 

 

こんにちは、ROGERです。


夏期講座後半戦も順調に進んでいますが、やはりお盆明けはどんな優秀な生徒でも頭の回転が鈍っている模様です。 中3は統一模試があったので顕著に感じたかもしれませんね。


4月下旬から6月上旬にかけて中3の三者面談があったのですが、全員に共通して伝えたことがひとつだけあります。

 

 

 

 

個人個人のレベルは違えど、誰しもがテスト中に死にたくなるほどの絶望を味わったことがあると思います。 僕は2万回くらいあります。

 

とくにペース配分のミスは大きな減点に繋がり、大ブレーキがかかります。 僕の高校時代の友人は裏にも問題があることに気付かず、爆死していました。 申し訳ないけど笑った。

 

僕はこういった重大なミスを学生時代の早い段階で経験しておいて欲しいのです。 時期が早ければ早いほど良い。

 

そりゃあ人生すべてうまくいくに越したことはないでしょう。 でもそんな人生は絶対にあり得ないし、正直言ってつまらない。

 

 

 

 

僕の高校入試は幸運も重なって英語と数学が満点でしたが、中学3年間もっと言えば義務教育9年間で他を圧倒するほどの失敗を繰り返してきた賜物だと思っています。

 

数学は直前の模試の連立方程式で時間をとられて爆死(64点)しましたし、英語に関しては満点取れそうなところで痛恨のスペルミスを犯してしまいました。

 

結局のところ成功は数多の失敗や試行錯誤の上に成り立っていますし、最終的にはその人が持っている運にも左右されてしまいます。

 

もし仮に高校入試当日の自分の座席の前後左右が石原さとみ・橋本環奈・広瀬すず・佐々木希だったとしたら集中できますか? できませんよね? 少なくとも僕は集中力が20%以下になると思います。

 

    

 

 

中学時代の僕は完全なる馬鹿だったのか鬼才だったのか、学力を伸ばすことよりも自分のパフォーマンスを90%以上に持っていく方法を模索しまくっていました。

 

今回は数ある実体験の中から7項目をピックアップして少しずつ書きます。 何かのヒントになると幸いです。

 

 

 

 

みなさんは空腹状態で勝負事に挑んだことはありますか? 空腹には集中力を阻害し頭の回転を緩める働きがあります。


入試当日に弁当を忘れてしまう可能性を捨てていませんか? 家を出るときは確認するでしょうが、車やバスを降りるときにわざわざ確認しますか?


僕は空腹時でも対応できるように練習をしていました。 入試本番では圧倒的に不利な環境下でも結果を残さなければなりません。


あとは自分のお腹を壊しやすい食べ物や食べ合わせもリストアップしておきましょう。 

 

 

 

 

人間誰しもがいつの日か死にます。 時計に関しても同じで、自分の時計がいつ壊れるかなんて誰にも分かりません。


10000回に1回の確率だとしても念には念を入れておきましょう。 あと入試当日に慣れない時計をして汗ばんで集中できないという人も多々見受けます。 日頃から慣らしていきましょう。


 

 

筆記用具にはひとつひとつ個性があります。


キミたちが普段使っている筆記用具は現時点での自分にとってベストな筆記用具だと思います。 それがもし当日に壊れたり芯詰まりを起こしてしまったりしたら……?


学生時代の僕のように友人の筆記用具を強制的に奪い、慣れない筆記用具でもパフォーマンスを維持する練習は必要です。

 

 

 

 

学校の座席でも、教卓の前・窓際・廊下側・一番後ろなどによって自分の集中力は激変します。 テストのときも同じで、一番後ろの席の人などはリラックスして解いているように見えます。


ちなみに僕の高校入試での座席は廊下側から2列目の一番前で、幸か不幸かKYTかどこかのテレビ局のカメラマンがやってきて試験中の僕の手元を映し続けました。 ひとりにプレッシャーかけすぎだろ!


ちなみに僕の使用していたシャープペンシルは市販のものを改造した特徴的な見た目のものだったので、入試直後は同級生から「テレビに映ってた改造シャーペン、あれロジャーのでしょ!」とめちゃくちゃ指摘を受けました。 改造シャープペンシルはやめましょう。

 

 

 

 

格闘漫画の主人公が手足に重りを付けて修行し、強敵が現れたときに「この重りを外して戦うときがきたか」と言ってズドンッと地面に落とすシーンを見たことがありませんか? 男子は特に。


重りを外したらいつもより身体が軽いので、超スピードで相手を圧倒する。 それを勉強にも取り入れましょう。


仮に50分の過去問を解く場合、40分で設定して練習するのです。 そうすれば本番は10分の余裕ができる。 この差は大きい。

 

 

 

 

時間配分をミスる人間はカレー屋さんでも白米だけが残ったりルーだけが残ったりします。 これは僕の持論です。


時間配分を決めて自己節制を徹底的に行わなければ(特に数学で)爆死すること間違いない。 1問にこだわり続けるとあとの問題を犠牲にすることになります。


自分で決めた時間配分をオーバーしそうなときは後回しにすれば良いのです。 その勇気がない人は勝負事に勝てません。

 

 

 

 

男性蔑視というわけではありませんが、男子生徒に「何番くらいなの?」と聞くと最近の順位ではなくて自己ベストの順位を答える人が多い。 50m走のタイムとかもそうだと思います。

 

人間はどうしても自己ベストが自分本来の姿だと思い込んでしまう傾向にあるようです。 それって割と危険。

 

体育祭で保護者のお父さんたちが転んでしまう姿を見たことがあると思いますが、あれは久し振りに全力で走ろうとして脳が一番速く走れた頃の記憶を呼び戻し、上半身はそのスピードで傾け、下半身がそのスピードについていけないことによる影響らしい。

 

脳って怖いですね。 この特性をしっかりと意識しながら勉学に取り組みましょう! リスクに負けるな、戦え学生!

 

 

 

 

時の流れは予想以上に速く、中3もあっという間に高校受験の波に飲み込まれる。 刻々とカウントダウンは進んでいるのです。

 

ちなみに上の画像の懐中時計は2014年にパテックフィリップ175周年を記念したオークションで28億円で落札されたもの。 時計が28億円って意味が分かりませんが、誰か来月誕生日の僕にプレゼントしてください。

 

ではまた次回のBLOGで!

 

 

 

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