今日は"当たり前の基準"の違いについて書きます。
勉強が得意な生徒も苦手な生徒も、自分なりの"当たり前"があると思います。
10点満点の小テストを例に挙げましょう。
【怠け者パターン】
10点満点で5点くらいしか取れないような勉強。運が良ければ7点くらい。"不合格の自分"が当たり前。
口癖:「もうちょっと勉強すれば出来た。」
【THE普通パターン】
いつも7割~9割を行ったり来たりする勉強。運が悪いと7点で不合格。中途半端な努力で最後は運任せなので評価されない。合格した時は不合格の友人にドヤ顔するが、不合格の時は身を隠すように縮こまる生徒。
口癖:「ミスが無かったら合格だったのに…」
【努力嫌いパターン】
基本的に満点と9点が半々くらい。合格は当たり前...だが時々ポカミスをする。意外と心の底では努力する事が面倒だと思っている。
口癖:「楽して満点取る方法を10,000円で買い取ります!」
【完璧主義者パターン】
満点が当たり前。同じ「合格」という評価でも、1問の間違いが恥ずかしい・許せないというレベル。周囲からも満点取って当たり前という目で見られているので常にプレッシャーを感じる生徒。
口癖:「ミス怖いミス怖いミス怖い。」
ざっくり分類してこの4パターン。
どれが一番良いか?怠け者?THE普通?努力嫌い?完璧主義者?
正解は...そう!怠け者パターン!!
...なわけないでしょ(´-`)笑
個人的には、【完璧主義者】と【努力嫌い】のブレンドタイプが理想。
常に満点の完璧主義者がベストと思いました?
では、完璧主義者の悪い点は何か。
実は完璧主義者というのは満点にこだわり過ぎて、小テストに何十分もかけてしまうのがダメなんですよね。悪い意味で"長時間の努力"が出来てしまうので、"効率の良さ"に目を向けられない人が多い。
①20個の知識を30分かけて20個覚えきる【完璧主義者】
②20個の知識を10分かけて9割(18個)覚えきる【努力嫌い】
1000個の知識を覚えきるとして、前者は約25時間・後者は約10時間。
いくら完璧に覚えたとしても3ヶ月後には完璧では無くなります。
僕だったら後者で2回繰り返した方(20時間)が良いですね。そして残り5時間を遊ぶ!笑
効率良くやらなきゃ限界がきますし、完璧主義過ぎると精神的にも身を崩します。
それに完璧主義過ぎて満点ばかり取っていると、自分の弱点が何か分からなくなります。英単語なら"pen"と"impossible"が同難度なわけがないですし。
間違ったら間違ったで印象に残りますし、そこを1つずつ改善していけば成長していくのは間違いないです。完璧主義者すぎてプレッシャーに感じている人は柔軟な考え方をしましょう。
うちの塾で完璧主義者に近いのはごく数名ですがね!あくまで満点か9点かの話です。不合格は論外ね。自分に都合の良い様に解釈しないように!笑
ちなみに僕は20個の知識を10分で完璧に覚えきる【効率至上主義者】です!笑
その極意は機会があったら書きます!お楽しみに(´ー`)